クィディッチ~Asia-Pacific Quidditch Cup2019~

2019年7月27日・28日
韓国はソウル

Asia-Pacific Quidditch Cup2019(APQC)が行われました!

”クィディッチ”と聞いて「あ、聞いたことあるな?」
と思った人はどれくらいいるのでしょうか?

知っているあなた。もしかしてハリー・○ッターを観てましたか?
そう、そこに出てくるクィディッチですね。
まあ、自分が話すのは魔法世界ではなく
人間の世界で行われているスポーツの”クィディッチ”ですが。

知らなかったあなた。大丈夫です。2019年現在は知らない方が多いと思います。
この機会に知っていただけたら幸いです。

 

では、”クィディッチ”はどういうスポーツなのでしょう。

 

クィディッチはどんなスポーツ?

ハリー・○ッターを観ている人はイメージしやすいかと思います。

ポジションが4つ
・チェイサー(3人)
・ビーター(2人)
・キーパー(1人)
・シーカー(1人)

ボールが3つ
・クワッフル(1個)
・ブラッチャー(3個)
・スニッチ(擬人化)←!?

1チーム7人・男女混合で行うスポーツ。
試合時間は最低17分。
それ以降はシーカーがスニッチ(尻尾をつけた黄色い服の審判)をとるまで終わらない。

特徴は箒をまたいで行うというクィディッチでしかないスタイル。

その状態でボールを自ら運んだり、味方にパスしたりして
3つの輪っかのゴールにボールを入れる。
その入れた数=得点を競い合うものです。

タックルもありのため激しいプレイも見られます。
簡単に例えると、箒を跨ぎながらラグビーをしているような感じ。

 

細かいルールまで話してしまうとだいぶ長くなってしまうのでこの辺で。
詳しく知りたいという方は協会ページを覗いてみてください。
https://quidditchjapan.org

 

今後、詳しいスポーツ情報も書きますので待っててください!

 

日本からは4チーム出場!!

今大会ではベトナム・マレーシア・オーストラリア・香港・韓国・日本の6カ国から計10チームが参加。日本は今大会初参加の上、最多の4チームが出場しました。

当日は快晴。

暑い中、選手たちの闘志も燃えていましたね。
そのためチーム同士ピリピリしてるかと思っていましたが、案外フランクに話してくるではないですか。日本人同士だけでなく海外選手も気軽に話をしてくれて、仲良くなるのはすぐでした。

”クィディッチをやっている”
その共通点だけで近くなれることを実感できる明るい空気でした。

  

   

さて日本チームは…

目標は優勝。勝つことへの闘志が溢れるチーム”Tokyo Penguins”
ギリギリで大会出場が決定したスピード感で挑むチーム”Azabu Stirring”
いつでも明るく元気な在日外国人チーム”Kaminari Monsters”
個の能力を最大限に生かしていくチーム”Katayaburi Quidditch”

以上の4チームが出場。

国内の大会しかやってこなかった我々が世界ではどこまで通用するのか。
各チームとしても、日本としても重要な大会です。

 

KATAYABURI Quidditch

1日目は2グループに分かれてグループ内の総当たり。
2日目は総当たりの勝敗数によって割り振られたトーナメントで順位を決める。

自分はKATAYABURI Quidditchチームに所属し、チェイサーとして出場。

日本でのチーム練習する時間が少ないうえに、初めましての人も大会当日参戦するという状態。
個人的には不安と楽しみが入り混じっていまして…でも、不安の方が大きかったですかね。

正直なところ、クィディッチは痛いし、タックル怖いしで
大会が近づいていても若干気分が上がっていない自分がいました。
それでもやるからには勝ちたいという思いで試合に挑みました。

試合中はとにかく夢中で走る、ボールを奪う、タックルされる…
個人の体力やパワーがどれだけあるかで試合を大きく左右します。

自分は体が小さくパワーもないため、タックルされれば簡単に吹っ飛んでしまいます。
実際に3試合目ではゴールできる!と思い突っ込んで行ったら、
ゴール前でタックルされ後頭部を強打。
そこから試合終了までの記憶がないんです。いつの間にか終わってたんです。

そんな怖いスポーツだよ。小さいやつはできないよ。って言いたいわけではないですよ!!
むしろ、恐怖心があっても、小さくてもできるようになっているのがクィディッチです!


もちろんパワーがあったらいいですし、身長もあればチームとしてプラスにもなります。
しかしそれ以上に大事なのは戦略。身体はもちろんだが、それ以上に頭を使う組織的なスポーツ。

パワーで敵う相手ではなくても、ボールをどのように運ぶか。
ボールの保有状況によって変えるチームのフォーメーションが得点を取るために1番重要だと実感しました。実際に、自分も点数を取ってますしアシストもしてます。

チームスポーツなので1人1人が個性を生かしたスキルで挑んでこそ楽しく、
そして勝利に近づくのです。

 

本気で挑む。勝ちたい。

 

そんな試合をしていく度に、気分の乗らない心はどこかに行ってしまいました。

 

挑戦した結果は!?

KATAYABURIの1試合目は奮闘するもチームとして噛み合わないところも多く負けてしまう。
ただここで終わらないのがKATAYABURI。

2試合目…3試合目と積み重ねていくと今までの作戦や技術がうまくいくわで見事勝利を獲得!

1勝3敗で2日目へ。


2日目は帰国組や体が万全ではない選手もいたため、棄権をし日本・韓国・香港合同でのエンジョイゲームを行いました。
国籍・年齢・性別問わず、1つのスポーツを同じ空間で最高に楽しめた瞬間でした。

 

さて肝心の優勝はどのチームになったのか。

試合結果はこちら

優勝: Sydney City Serpents (オーストラリア)
準優勝: Tokyo Penguins (日本)
3位: Seoul Puffskeins (韓国)
4位: Hanoi Draco Dormiens (ベトナム)
5位: Damansara Dementors (マレーシア)
6位: Azabu Stirring (日本)
7位: Kaminari Monsters (日本)
8位: Katayaburi Quidditch (日本)
9位: CNUE The Muggles (韓国)
10位: HKU-Victorian Dragons (香港)

 

優勝はオーストラリア。
優勝候補と言われていましたし、オーストラリア代表選手もいて圧倒的な力の差を見せつけられました。

惜しくも準優勝は日本のTokyo Penguins。
勝つために、優勝するために挑んだ決勝戦は全チームが見守り、日本だけではない熱い声援で包まれていました。
選手たちの本気に感動してしまうほどいい試合でした。

大会終了後には各選手同士でユニフォームの交換や写真の撮影がそこら中で行われていました。
本気でぶつかり合ったからこそ、お互いを称え合い握手やハグが笑顔でできる。
とても幸せな温かい空間が広がっていました。

ちなみに、我がKATAYABURチームはというと7位というなんとも微妙な数字。悔しい。
圧倒的に技術、戦略全てにおいて足りなかったです。
次の全日本選手権、そして世界大会で勝利を手にしてるのはKATAYABURIだとチームで誓った大会でした。

 

KATAYABURIチームで勝利を。全力で挑みます。

この大会をきっかけにKATAYABURI Quidditchの団結力も高まり、
KATAYABURIだからこその練習を行なっています。

2019年11月23日(土) 第2回全日本選手権が開催!!

 

ここでの勝利を目標に日々奮闘しております。
スピードのある選手、視野が広い選手、雰囲気作りできる選手。たくさんの個性を強みにして武器がたくさんあるチーム。
そして、練習を自ら作り「やりたい!」を尊重する脱体育会系チーム。

それが…

KATAYABURI Quidditch

 

もしこのチームでクィディッチに挑戦したいのであれば、一緒に勝利を目指しましょう!!!

下記よりお問い合わせください。
👉http://furutayuu.com/問い合わせ/

チームに所属するまではしたくないけど体験してみたいというあなた!
こちらで体験会情報が記載されていますのでチェックして見てください!
👉日本クィディッチ協会Japan Quidditch Association

 

また、個人として2020年アメリカで行われるクィディッチW杯の日本代表にも挑戦中です!!
代表になれるかはわかりませんが最後まで諦めずに挑んでいきますので、応援よろしくお願いします!

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