チュックボール〜東アジアチュックボール選手権大会〜

群馬は前橋。

2019年6月22日、23日に東アジアチュックボール選手権大会が開催されました。

参加国は… 男子:日本、韓国、マカオ、台湾、香港
女子:日本、台湾、香港、マカオ、モンゴル  

“チュックボール “と聞いて「知ってる!こんなスポーツだよね?」
と話せる人はどのくらいいるのでしょうか。  

いわゆるマイナーと呼ばれるスポーツですが、そこに全力で挑んでいる選手達がいます。
自分もその1人。 今回、日本代表として大会に出場した自分がなぜ日本代表になれたのか。
代表までの経緯と大会の様子を交えてお話したいと思います。  

チュックボールってどんなスポーツ?

チュックボールは反発性のあるネットを使用したスポーツ。
見た目はハンドボールに似ていますがルールはバレーボールに似ています。

1チーム7人で攻守別れて点を競い合います。

攻撃側はネットに向かいハンドボールのようにジャンプシュートをする。
守備側は跳ね返ってきたボールを地面に着く前にキャッチできれば攻撃へ。
キャッチできなければ相手チームに得点が加わる。

特徴は身体接触なしでパスのみでつなげます。
パスカットや攻撃を阻止するディフェンスはNGなんです。

と、言葉で説明しますがイメージできましたでしょうか?

ネットに向かってシュートし合う競技であるということだけでも覚えて頂ければ大丈夫です。

詳しくはチュックボール協会HPへ
https://tchoukball-japan.jimdo.com/

動画を観たい場合はこちら
https://youtu.be/yX08K3YgIU0  

今後、チュックボールの詳細記事も書きますのでお待ちください^ ^  

日本代表になぜなれたのか

自分がチュックボールを知ったのは2018年10月ごろ。
始めて体験したのも同じくらいなので、競技歴としては1年もないんです。

初体験から約半年後の2019年3月。 全日本選手権が行われました。

出場するチームは福島・名古屋・群馬・東京のみ。
自分は東京チームを即席で作り、大会へ挑みました。

結果は予想通り全敗。最下位です。
それなのになぜ自分が日本代表になれたのかって思いますよね?

実は2019年東アジア選手権大会に出場する日本代表を選考するにあたって協会が定めていた規定がありました。

それは…

「各チームから最低1人は日本代表を選出する」

チームの結果が悪かった中でも1人を選ぶ。その1人に自分は見事選ばれました。

まさか自分が選ばれるとは思ってもみませんでしたし、本当にラッキーでした。

そこから東アジア選手権大会に向けて猛特訓。
元日本代表の方に再度1から教えてもらい大会へ臨みました。

ふんわりとした独特な雰囲気

初めての国際大会ということで自分自身は緊張と楽しみが入り混じり、意外と不安よりもわくわくの方が上回っていました。そうなるのもチュックボールならではの大会雰囲気があったからかもしれません。

何かしらの大会や試合に出場or観戦したことが1回でもありますか?
その時のことを思い出してみてください。

勝負事となるとどうしても”勝つ””結果を残す”ということが付いてきます。
そうなるとチーム内の熱気。そして相手チームへのバチバチした圧。

いわゆるピリピリしているというやつですね。

そんな雰囲気が必ず出てきますよね?  
でも、チュックボールの大会ではそんなピリピリしてるという雰囲気が感じられず、
同窓会に近いふんわりと温かい空気の中で試合が行われているように感じました。
(あくまでも個人的な感覚です)

もちろん試合は勝つために本気です。でもその前後は必要以上に笑顔なんです。

競技特性として身体接触のない”平和なスポーツ”とよく表現されています。
そのせい(おかげ)なのか自分が今まで経験した試合ではなかったものでした。

そこが驚きポイントでしたね。
1度見てみるといいかもしれません。

いい意味で”ゆるい”ですから。

日本も個人もまだまだ未熟

世界で圧倒的に強い国はどこだと思いますか?

それは….

台湾

攻撃は個が強く、シュートバリエーションが多いですがそれ以上に失点をしない守備力の高さ。
どんなボールでも取ってしまうのがトップへ君臨している理由です。

では日本は…?

弱いです。でも決して悪くはないんです。
台湾チームでさえ取れないスカイプレー&シュートをする選手もいます。
しかし、日本の技術を上回るプレーを世界はしてくるんですね。

さらには選手層の薄さ。
特に今大会ではスタメンとベンチの技術の差がありすぎて
エースに頼りすぎた試合が多かった印象です。

結果は韓国に勝利したものの
その他の3ヶ国(台湾,香港,マカオ)には負けてしまい、5チーム中4位。
チームJAPANとして悔しい結果でした。  

個人としては第1試合目の韓国戦に途中出場。
不安はなく、むしろ少し自信もあったので楽しくプレーをしていました。
点差もあったので余裕が生まれたのかもしれません。

正直、自分ができることは限られていたので「できることをやる」これだけに集中しました。
シュートバリーションはないのでいかに失点をしないシュートを打つか。
自分が代表へ呼ばれた理由は守備にあると思っていたので、1つでも多くのボールを取ること。

結果、キャッチは何個かできたもののレベルは下の下。シュートは全然決まらない状況。

「こんなにも通用しないのか」と痛感させられました。  

そのあとの3試合は自分の出番はなし。
ずーっとベンチから応援をするのみでした。

”悔しい”

ただそれだけ。

 

現実を突きつけられた自分は、この大会をきっかけにもっと上手くなりたい。
日本代表チームに不可欠な存在になる。という新しい目標を掲げました。

裏エピソード

実はチュックボールならではの裏エピソードがあるんです。

もし世界大会で選手の人数が足りなくなってしまった時ってどうなりますか?
普通なら棄権をし、不戦勝などの対応が取られると思います。

しかしチュックボール(今大会)は別の国の人が参戦するという謎な状況があったのです。
韓国チームが人数が足りないので日本から数名貸して欲しいということで、日本代表とは別に韓国代表として日本人が試合に参加していました。さらに大会中に韓国代表が1人帰国してしまったため急遽、日本代表チームから貸して欲しいということになりました。

そこに参加したのが自分です。

日本代表のデビューの後、まさかの韓国代表としてデビューすることになったのです!

そんなことありますか?
2ヶ国同時デビュー。これはこれで面白かったですね。  

さらにチュックボール東アジア選手権大会では大会後に必ずパーティーがあります。

表彰はもちろんやりますが、1番の見所は各国が行う催しものです!
お酒を飲んで歌を歌ったり、ダンスをしたり… 国関係なく盛り上がっていました。

これも味わったことのない経験だったので新鮮でした!

その様子はこちら
👉IMG_4318.TRIM

(ちなみに日本は監督が熱唱しました)  

東京チュックボールチームで革命を!!

現在、日本にあるチュックボールチームは福島、愛知、群馬の3県のみ。

そこで東京チームを作りました!!

【詳細】
日時:毎週日曜 18:30〜20:30
場所:立川市立幸小学校(玉川上水駅 徒歩8分)
参加費:無料
持ち物:運動できる格好、室内シューズ

これからチュックボールのシーズンに入ります。
JAPAN OPEN・豊山大会・全日本選手権。

最初は誰もが初心者です。
自分もルールなんて知らないのに大会出て、チュックボールの日本代表になってしまいました。

一緒にチュックボール界に革命を起こしてみませんか?
仲間募集中です!!

1度体験してみたい!という方は下記よりお問い合わせください!!
👉http://furutayuu.com/問い合わせ/  

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