「する」スポーツばかり力を入れてませんか?

どうも。スポーツライフデザイナーの古田優です。

スポーツには「する」「みる」「支える」とよくジャンル分けされています。
その中でも「する」スポーツに力を入れているところがほとんどです。

特にマイナースポーツと言われる認知度が低いスポーツは普及するのに
「する」ための体験会を実施していることが多いです。

「やれば楽しさがわかるからまずは体験してみて!」

大体はこれを伝えたくてやってます。
しかし、実際に体験会やってるからやってみよう!となる人ってどのくらいだと思いますか?

それだけで体験会に行く人は、スポーツへの関心度がすごく高いか、
そのスポーツをやりたい気持ちをすでに抱いてた人です。

多くの人は
「へぇ、こんなスポーツもあるのか」または「自分には関係ないからスルー」
で終わってしまいます。

そんな認知度の低いスポーツを「する」へつなげるのに何が大切なのか。
それをを本日は記していきます。

 

知ったらやるにはならない。

そもそも認知度が低く、知らないスポーツを
「する」までもっていくのって結構なハードルがあります。

例えば、あなたがご飯を食べに行く時に行ったことない店を利用しますか?
初めて行くお店はまず口コミとか調べてから行きませんか?

 

スポーツにもそのステップが必要なのです。

マイナーと言われるスポーツは「知る(認知)」こと自体ハードルが高いです。
万が一「知る(認知)」のハードルを超えたとしても
「する」に至るまでのステップが急すぎなのです。

いくら「体験会やってます!」という広告を
お金と時間をかけてやっても来てくれる人は少ないでしょう。

力を入れるべきは「みる」スポーツ。
多くの人を「する」スポーツへつなげたいのであれば
「みる」のステップを踏む必要があります。

「みる」の重要性

1つ注意してもらいたいのが「知る」ための可視化と
「やってみたい」へつなげる興味づけの魅せ方と
「みる」行為には2種類あるということです。

知ってもらうためにどう観せるか。
そして興味を持ってもらうためにどう魅せるかです。

今現在はSNSやYouTubeなどネットでも簡単に「みる」ことができます。

あなたは様々なツールを使用して伝えたいことを伝えていますか?
あなたの伝えたいスポーツをどこまで可視化していますか?

マイナーと言われるスポーツにはまだまだその可視化が足りないです。
そうなると、みられる場が少なくなり知ってもらう機会も少なくなります。

どれだけそういう場を増やせるか。
まずは可視化するだけでも全然違いますよ?

 

 

 

 

大会は選手ファースト?観客ファースト?

「みる」スポーツというと「観戦」するというのが一般的です。
あなたも1回はスポーツを観戦したことがあると思います。

メジャーと言われるスポーツはなぜあんなにたくさんの人が観にくるのでしょうか。

マイナーと言われるスポーツとメジャーと言われるスポーツには
「魅せ方」に大きな違いがあります。

野球では試合を観ながらお酒を片手に楽しめます。
サッカーでは大きいスクリーンでチーム色の異なる選手紹介をしています。
バスケでは音楽LIVEのような光や火を使った演出があります。

もちろんスポーツを観にきているので必ずしもお酒や演出が必要という訳ではないです。
しかし、観にきているスポーツを観にきている多くの人に
より楽しんでもらうためにスポーツ以外のコンテンツが重要なのです。

大会は選手が勝敗を決めるためのものです。
ただただ試合をしている。本来はそれでいいです。

しかしマイナーと言われるスポーツが、メジャーと言われるスポーツと同じように
スポーツコンテンツのみで勝負してしまっては負けるのは目に見えています。

「メジャースポーツはスポンサー等でお金があるから、あれだけ充実させられるんだ。」

確かにそうです。

「マイナースポーツはお金がないからお客様を楽しませることはできない」

本当にそうでしょうか?「魅せ方」はなんでもいいのです。

選手紹介を名前だけでなくプライベートな内容も言ってみる。
地域の飲食店にケータリング販売を頼んでみる。
お客様が会場を後にするときに出口で選手と握手する。

など小さなことやできることからやっていけばいいのです。
マイナーなスポーツだからできること。
このスポーツだからできることが絶対あります。

選手のための大会ではありますがそれを観にきてくれるためにどう可視化させるか。
そして観にきてくれた人をいかに楽しませる魅せ方ができるか。

それが上手なのはフェンシングですね。
個人的に注目しているスポーツです。

今年行われた全日本選手権について書いています。
興味があれば読んでみてください。
心を突く”フェンシングから学べるスポーツの魅せ方

 

まとめ

スポーツを「する」へつなげるには

まず知ってもらうことが必要です。「可視化」
そして、興味を持ってもらうことが重要です。「魅せ方」

体験してほしい想いは痛いほどわかります。
やれば絶対楽しいと感じてもらう自信があることも知っています。

しかし焦ってはいけません。

一度「体験してみませんか?」とPRする前に
そのスポーツの面白さや価値、裏の裏までみせてみてはいかがですか?

面白そう!
やってみたい!

と思ってくれる方は必ず増えていきますよ!

 

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